プログラマーに向き不向きあると言われているのを耳にしたことがある人も多いと思います。確かにプログラミングは理系が向いているというを聞いてことがありますよね。これからプログラマーを目指したいと思っている人はどのような点について気をつければ良いのでしょうか。
自分自身がプログラマーに向いているのか本記事を読んでいただければ判断できるようになりますので、ぜひご一読ください。
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プログラマーやエンジニアに向き不向きは存在する?
プログラマーをはじめ、ITエンジニアに向き不向きは少なからず存在します。ただし、向いていないポイントを踏まえ、努力を重ねてプログラマーやエンジニアとして活躍することは可能です。
プログラミングの習得は誰にでもできる
プログラミングの習得は、独学はもちろん、講座受講や専門学校・大学などで履修し習得できるもので、適性がなければ習得できないものではありません。
1日2日で習得できるほど簡単とはいきませんが、ある程度時間をかければ、どなたでも習得できるスキルであるといえます。プログラミングそのものは基本的な文法を覚え、希望する動きをどのように実現するか組み立てていく作業です。細かな動きの1つ1つを分解して考えて組み立てるため、日常生活での動作の組み立てとは違った視点が必要ですが、理解してしまえば難しいものではありません。
プログラミングには向き不向きはある
プログラミングには独自の考え方が必要、という点において向き不向きがある、というのは事実です。ただし努力すれば習得できないものではありません。
また、実際にプログラムを組んでも期待通りに動かない、エラーになってしまうといった時に、原因を解明し修正対応しなくてはなりません。経験が浅いうちは、いくら考えても分からない個とも珍しくありません。時間もかかり根気も求められる作業ですが、こうした作業が好きでない場合、プログラミング以外の道を探るのも良いかもしれません。
プログラマーに向いている人の特徴
プログラマーを目指すのが向いているのは、以下のタイプの方です。
- 物事を順序だてて論理的に考えられる
- 根気強く作業できる
- 調べたり学習することに抵抗がない
- 発想や想像力に柔軟性がある
物事を順序だてて論理的に考えられる
プログラミングを理解し、期待する動きを実現できるプログラムを完成させるには、論理的思考ができることは必須です。
例えば、日常動作として「数メートル先にあるものを取りに行く」という作業を考えてみましょう。人間の動作であれば、どこに必要なものがあるか目視し、目的に向かって移動し、対象物を手に取るでしょう。
プログラミング的思考では、目的が何かを定義し、対象物までの距離を把握し、どのような道筋で、どのような移動手段で移動するのか指令を出します。指令通りに移動したら、どのような動作でどれだけ動き、手でもち、腕をあげることで手に取るまでの流れが実現します。
実際にプログラミングでロボットなどにこの動きをさせるには、より細かな数値や、決まった動作をさせるための関数の呼び出しなど定義することも必要です。こうした一連の動作を考え、コーディングし、実現するための環境を整えて初めて実現します。
こうした流れを「アルゴリズム」と呼びますが、アルゴリズムを理解せずプログラミングはできません。アルゴリズムを理解し実現するには、論理的思考が重要なのです。
根気強く作業できる
プログラミングするには、根気が必要なのは先述の通りです。機能の多いプログラムになると、数千行以上といった膨大なコーディングが必要になります。組みあがったプログラムをテストし、想定外の動きになってしまう場合は、その原因となる箇所はどこか探し出し、適切に処理できるよう改修しなくてはなりません。
時に複数のプログラムで連携したときに想定外の動きになってしまうケースもあり、対象箇所の絞り込みに数時間を要してしまうこともあります。根気強く作業するのが得意、という方にこそプログラミングは向いているといってよいでしょう。
調べたり学習したりすることに抵抗がない
IT業界は常に新しい技術が生み出されており、新しい言語や技術を習得しているエンジニアは重宝される傾向が強いです。また、実装方法がわからないものや、エラーになってしまう際にどう対処すればよいか、など日常的に学ぶ姿勢が求められる業種でもあります。
知識欲が豊富な人には、プログラマーをはじめとするITエンジニア職は天職にもなるでしょう。
発想や想像力に柔軟性がある
プログラミングは、複雑なものになるほど実現方法は複数ある場合もあり、方法次第で処理速度や他プログラムとの連携方法にも差が出ることがあります。 よりよい方法を模索したり、変更が必要になった際に柔軟に対応することが苦でない方にも、ITエンジニアは向いているでしょう。
プログラマーに向いていない人の特徴
誰でも努力で習得できるプログラミングですが、性格的にプログラマーをはじめとするITエンジニア職として活躍するのが苦痛に感じられてしまう方の特徴もご紹介します。
飽きっぽく忍耐力がない
同じ作業を長時間続けるのが苦痛、飽きてしまう方にはプログラマーなどの職種は向かないでしょう。また、同じ案件に長期間(数年など)関わるケースもあります。定期的に新しいことをしたい方にも、やりがいが感じられにくい職種になる可能性があります。
ものづくりに興味がない
ものづくりが好きでなく、便利なものを使い効率的に作業を進める方が好き、という方にはプログラマー職は苦痛に感じられてしまうでしょう。効率的に動きたい、そのための仕組みを作りたいと考える方にはプログラマー職はおすすめです。
応用するのが苦手
プログラマーをはじめ、ITエンジニアとして長く活躍できる人材になるには、自分の持てるスキルを応用し、よりよいものを目指していくことも欠かせません。
またより高度なプログラム、より効率的なプログラムを組むために、応用的な関数の活用や、コーディング方法を用いることが有効なシーンも多くあります。柔軟性・応用力にかける方にはプログラマーとして仕事をするのは苦しく感じられてしまうかもしれません。
自分がプログラマーに向いているか見極める適正テスト
プログラマーに向いているか知りたい方は、以下のような適性検査や、無料学習サイトを試しに利用してみると良いでしょう。
適性検査
適性検査は能力適正・性格適正・ストレス耐性など様々な適正診断テストがあります。
CAB
日本S・H・Lが運営する適性検査「CAB(Computer Aptitude Battery)」は、IT業界で入社試験に用いられることの多い適性検査の1つです。
95分間で247問の問いに回答するもので、バイタリティ・ストレス耐性・論理的思考力を図れる適性検査内容になっています。
日本エンジニアリング協会「適性診断」
CABは問題数が多いため精密な適性を計ることができますが、より簡単に適性を判断したい方には、日本エンジニアリング協会の適性検査を受けられます。
ネット上にて無料で誰でも利用でき、問題数15問、3択回答方式と気軽にできる適性診断です。
無料学習サイト
無料学習サイトを試しに使ってみて、どの程度習得できるか、考え方など理解できるか、どの程度興味を感じられるかを把握できます。正式な適性診断ではないものの、プログラマー職に興味があってどのようなものか知りたい方には、おすすめです。
実際に見て、理解し、手を動かしてみることで、ご自身の興味を計れるでしょう。
プログラミングに向いていないかも…そんな人はどう対処する?
プログラミングには向いていないかもしれない、でもプログラマー職を経験してみたい!そんな方は、以下の豊富で努力を重ね、適性を実力で補うこともおすすめです。
プログラミングに触れてみる
適性診断でもお伝えしたように、無料学習サイトなどを使い、まずはプログラミングに触れてみることは最も手っ取り早い方法でしょう。実際に触れてみると、なんとなく憧れていたけど思っていたほど楽しくなかった、と感じるか、逆に想像していたより知識欲が掻き立てられるか判断しやすくなります。
具体的な学習スケジュールを作成する
無計画に学んでみようと思うと、学ぶことの多さや難易度で躓きやすくなってしまうかもしれません。まずは実現可能な目標を立て、目標を実現するための計画を無理のない範囲からスタートしてみましょう。
スクールに入る
プログラミングをもっと学んでみたい、そう感じられたのであれば、オンラインでも対面でもよいので、ご自身にあったスクール・学校を活用してみましょう。
できれば、プログラマー・SE・PMなどで実際に活躍した経験のある講師から学ぶと、より実地に近い経験も踏まえた学びが得られます。独学だとどうしても甘えが出てしまう、という方にもおすすめです。
プログラマーに向き不向きはあるが挽回できる
プログラマーには向き・不向きはないとは言えません。ただし努力で補うことができるのも、お伝えしてきたとおりです。
やってみたい、そう感じられたのであれば、無理のない範囲で目標を立て、1つずつ積み重ねていけば、スムーズに学んでいくことができるでしょう。プログラマーへの未経験からの転職を希望される方は、どのように希望を叶えればよいか相談したり、ご自身にあった転職先を一緒に探してくれる転職エージェントを活用するのもおすすめです。
自分では向いているかわからない、という方も気軽に相談できる転職エージェントもあります。芽生えた興味をご自身で摘み取ってしまうのはもったいないので、当記事でお伝えした情報もお役立ていただければ幸いです。