2020年 10月 の投稿一覧

エンジニアの求人倍率は高い?低い? 有効求人倍率の裏にある数字

国内における新型コロナウイルスによる感染者の第二波は過ぎ去ったと言われ、9月以降の新規感染者数は500人前後が続いているため沈静化という状況ではないものの、外出時のマスク着用、3密対策、そしてリモートワークが定着してきたことで爆発的な拡大は収まっているという印象です。
ヨーロッパ主要国では本格的な第二波により毎日15万人が感染していることで、外出禁止令が出ている国もある中で、日本人の清潔さ、礼儀正しさといった国民性が拡大を抑えていると考えられています。

一方で、企業の業績については外出自粛期間の影響により大幅な減益や赤字が続出し、特に飲食業界・旅行業界・航空業界など大きな影響を受けた業界では閉店・大幅賃金カットによって企業活動を維持せざるを得ない状況となっています。Go Toキャンペーンの様な政府の施策効果の結果はこれから期待させるものの、業績回復のスピードは非常に遅くなっています。

発表されている有効求人倍率は著しく低く、まだまだ“先行きへの不透明感は拭えない“というのが、企業活動の状態でしょう。

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デジタル通貨の検討・検証が進む中での今後のエンジニア職について

IT業界は日々革新が進んでおり、これからの時代をエンジニアとして生き抜くためには新たなスキルを柔軟に取り入れていくことがより重要性を高めています。

中でも数年前より広く知られ、投資術として活用されてきたデジタル通貨は様々な国で日常的に使える通貨の代用としても利用されようとしています。
デジタル通貨を開発するためにはセキュリティ問題や技術的な問題など様々な難題もありますが、IT業界においては一般的なシステム開発とは異なるブロックチェーン開発のスキルをもったエンジニアのニーズも高まっています。

ここでは今後どのようなエンジニアとして働いていくべきか思案中の方々や、今後伸びる可能性のある分野を検討中の皆さんに改めてデジタル通貨について考えていただくきっかけを提案いたします。

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東京の人口減少で地方創生は真実か?~今後のエンジニアの働き方と雇用の変化~

今までは自社もしくは客先でシステム開発を行うのがエンジニア像として定番でした。これからのニューノーマルの時代においては働き方も多様性が認められつつあり、企業の雇用にも変化がみられてきています。

企業の中には地方創生という政府の掲げるスローガンに従い、またリスク分散の意味もあって都市部から地方へ本社機能を一部移転する動きも見られます。
コロナ禍で東京から人がいなくなっているという噂の真相も気になるところですが、その点も解明しながら、今後のIT企業と働き手となるエンジニアについて考えてみましょう。

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デジタル庁の目指す行政のデジタル改革とエンジニア

新型コロナウィルスの対応などで表面化してきたように、日本の行政のデジタル化の遅れが問題となっています。菅首相は就任直後の会見にて、「デジタル庁を可能な限り早期に設置する」と発表して注目を集めています。
本稿ではデジタル庁の設置に伴い、行政のデジタル化やそれに求めるエンジニアのスキルは何なのかなどをご紹介します。

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