ITエンジニアってどういう仕事?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨今、IT業界で人手が足りないという話題を耳にすることがあると思います。
2016年に経済産業省が発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2016年の時点でIT人材が17.1万人不足しており、2030年には78.9万人が不足すると推計しています。
厚生労働省の資料「職業別労働市場関係指標(実数)(平成23年改定)(平成24年3月~)」を見ても、「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率(パート除く)は2016年以降2.3倍~2.8倍の間を推移しているのがわかります。つまり、現在はIT業界がとても転職しやすい状況にあると言っていいでしょう。

さて、IT業界で仕事をする「ITエンジニア」とは、いったいどういう仕事なのでしょうか。

ITエンジニアの種類と仕事内容

そもそも一口に「ITエンジニア」と言っても、実際の業務は多岐にわたります。
「ITエンジニア 種類」で検索すると、大量の職種が出てくるうえ、サイトによって職種名が違っており、わけがわからなくなるのではないでしょうか。
今回は、当サイトで扱っている職種をカテゴリ分けしました。それぞれが何をしているのかをざっくりと説明したいと思います。

受託開発

「受託開発」というのは、オーダーメイドのシステム開発のことです。
特定のお客様(企業)に向けて、世界にたったひとつのシステムを作り上げる仕事になります。銀行のATMが想像しやすいと思います。

自社開発

「自社開発」というのは、自分の会社でプロダクト(製品)の開発をすることです。対象は特定企業ではなく、企業向けパッケージや自社のサービスを提供するためのWebサイト、ゲームアプリなど不特定多数に向けてのシステム開発がメインとなります。多くのお客様に使ってもらうため、テレビのCMを出すところも多く、受託開発よりイメージがしやすいと思います。
受託開発が提案→開発→納品という決まったスケジュールで業務を行うのに対し、自社開発では改善案件が出たらすぐ開発を行い、問題が出たらすぐ手直しするという短いスパンでの修正や機能追加が行われます。したがって、受託開発と比べると突発的な事態に対応するため、専門の職種が多くなる傾向にあります。

アプリケーション開発技術

受託開発、自社開発に関わらず必要なのが、実際にプログラミングを行う技術者です。ITエンジニアとしてのスタートはこのカテゴリの職種から、という人が多いです。

<ITコンサルタント>
お客様の課題をヒアリングし、どのようなシステムなら課題を解決できるか、提案する仕事です。ITの知識だけでなく、お客様の業界や業務に対しても理解することで、よりお客様の希望に合ったシステムを提案することができます。

<プロジェクトマネージャー>
ITコンサルタントが提案したシステムの機能や規模を把握し、期間、予算、開発メンバーなどを決定します。その内容をもとにプロジェクトチームを結成し、開発が完了し納品が終わるまでの管理を行います。
「ITエンジニア」というと思い浮かべるプログラミングはほとんどしませんが、業務分析から提案するまでにはIT技術の知識が必要不可欠ですし、システムに最適なプログラミング言語を選択するのも知識が無いと難しいので、必然的に広い知識を持った人材が求められます。

<グロースハッカー>
プロダクト(製品)をいかに「成長」させるかを常に考え、マーケティング上の課題に対して技術で解決を図る職種です。
分析やニーズ把握など、技術だけでなくマーケティングの知識が求められます。

<プロダクトマネージャー>
プロダクト(製品)の管理を行う職種です。
ITコンサルタントがお客様の課題を解決するための提案を考えるのに対し、プロダクトマネージャーは製品の課題を解決し、顧客満足度を上げることを考えます。ブランディングや販売戦略まで含まれることもあります。

<プロダクティビティエンジニア>
限られた時間の中で最大限の効果を出すために開発手順や課題管理の方法などを見直し、生産性を上げる仕事です。開発の全体を見渡し、進行の妨げになる問題を解決するというのは、開発のスパンが短い自社開発に特に必要とされている職種です。

<QAエンジニア>
名前だけ見ると「お客様の問い合わせに対応するヘルプデスク」を想像するかもしれませんが、まったく違います。「QA」は「quality assurance(品質保証)」の略称です。
ここで言う「品質」とは、製品の不具合や使いやすさなど、お客様側から見た完成度のことで、QAエンジニアはその品質を保証する仕事になります。動作のテストのほかに、大量のデータを処理しても問題なく動くか、など耐久度を確認するテスト等も行います。

<テストエンジニア>
プログラムが正常に動くか、正しい値のやり取りがなされているかなどの確認を行い、問題があった場合は修正する、いわゆる「デバッグ」の担当となります。どの開発にもデバッグはありますが、特に開発スパンが短い自社開発では専門職種として扱われることがあります。

<サポートエンジニア>
自社製品のユーザーに対しサポートを行う職種で、こちらがヘルプデスクに近い職種になります。ヘルプデスクと違うのは、システムの障害が起きた場合に原因特定するための技術が必要なことです。開発サイドに改善提案を行ったり、お客様からの意見により新規ビジネスを提案したりすることも業務に含まれます。

<Webアプリケーション開発>
主にWebブラウザからアクセスして利用するアプリケーションの開発を行う職種です。特別なソフトをインストールしなくてもブラウザと通信環境さえあれば使用できるというメリットがあります。

<iOS /Android /Windowsアプリ開発>
スマートフォンやタブレット(Windowsの場合はPCやXbox等も含む)に直接インストールし、端末上でのみ動くアプリケーションの開発を行います。このようなアプリケーションは「ネイティブアプリ」と呼ばれており、それぞれ開発方法が異なっています。

<ハイブリッドアプリ開発>
ネイティブアプリとWebアプリケーションの良いところを合わせたようなもので、ブラウザからでもアプリのインストールからでも使えるアプリケーションの開発になります。

<UI/UXエンジニア>
「User Interface(ユーザーインタフェース)」「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」エンジニアの略称です。大変わかりづらいですが、わかりやすく言うと「お客様の満足度を上げるために、より使いやすいシステムのデザインを設計し、実装する」職種です。
例えば、病院の予約をしようとした時に数字の「診察券番号」を入力するボックスが日本語入力の設定になっていたら、数字に切り替えなければならず、ちょっと不便です。ボックスを選んだら数字入力に自動的に切り替わったり、郵便番号を入れたら住所が途中まで自動入力されたりすると便利ですよね。
こういう「使いやすさ」を追求する仕事です。

IT基盤技術

受託開発でも自社開発でもシステムを支えているのは、IT基盤(インフラストラクチャー)です。どのようなコンピュータを使うか、ネットワークの構成をどのようにするか、データのやり取りをどのように定義するか、などを取り決めます。このように基盤を構築した上にアプリケーションが導入され、一つのシステムとなります。

<インフラ・ネットワークエンジニア>
コンピュータなどのハードウェア、ハードウェアを動かすソフトウェアであるOS、複数のハードウェアを接続するネットワークなどを扱う職種です。設計や設定などは行いますが、いわゆるプログラミングということは行いません。

<データベースエンジニア>
データとそれを格納する「データベース」を扱う職種です。Web等のサービスでIDを登録してログインするものがありますが、このID情報やサイトでの購入記録など、あらゆるデータを蓄積し、簡単に検索できるようにするのがデータベースです。より効率的に、必要なデータを検索できるようにすることが必要になります。

<セキュリティエンジニア>
情報セキュリティ全般を扱う職種です。特にデータやアプリケーションが入っている「サーバー」の運用・保守や、セキュリティに配慮したシステムの設計を行うことが多いです。

未経験でも就職できる?

「これだけ求人があるなら、未経験でも簡単に就職できるのでは」
と思う方もいらっしゃると思います。 実際に検索をしてみると「未経験歓迎」と書いてあるIT業界の求人は多いです。
ただ、注意しなければならないことはあります。

プログラミングを少しでも体験してみる

IT業界で仕事をするにあたり、まず求められることは何だと思いますか?
それは「エビデンス」です。
エビデンスとは、「証拠」のことで、IT業界では主に「システムが想定どおりに動くことを示す証拠や検証結果」のことを指します。ただ「ちゃんと動きました」では信用されないということです。
「私はまったくプログラミングをしたこともないし、IT業界のことは知りませんが、頑張るので採用してください」
と面接で言ったら、いくら求人倍率が高くても採用されません。

企業が採用にあたり、一番恐れているのは「ミスマッチが発生し、早期退職者が増えること」です。「やる気」だけではミスマッチの可能性を否定できないのです。
そこで、IT業界を目指すのであれば、プログラミングを体験してみるのが良いでしょう。検索すると、あらゆるプログラミング言語の初歩を無料で学べるサイトがたくさん出てきます。最近では簡単な説明動画がついているサイトが多く、独学でも始めやすくなっています。
「プログラミングを体験してみて、作る楽しさを知りました。この技術をもっと伸ばして、御社に貢献したいです」
と言えたら、未経験でも採用される可能性は上がるでしょう。

ITエンジニアの将来性は?仕事がなくなる可能性は?

ITエンジニアを目指すとなると、気になるのは「将来性」ですよね。
2013年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した
論文が「10年後なくなる仕事一覧」として話題になりました。
一覧の和訳はこちらで見ることができます。
「ソフトウェア開発者(システムソフトウェア)」は全702職種中522位、10年後になくなる確率は13%となっています。 冒頭で説明した通り、IT人材は2030年まで不足が予想されていますので、なくなる可能性が低い仕事だと言えます。

とはいえ、AI関連の技術が飛躍的に向上していることを考えると、近い将来簡単な設計やプログラミングであればAIに取って代わられることはあるかもしれません。そのAIを「作る・育てる」仕事が最近では注目されており、冒頭で紹介した経済産業省の資料でも、将来もそのような「先端技術」の人材が特に不足するだろうと予測されています。

つまり、今のうちに開発技術を身につけて先端技術を手掛けるチャンスを得れば、将来性は極めて高いということです。

おわりに

「ITエンジニア」といっても、実際にやっている仕事が様々であることがおわかりいただけたかと思います。専門知識が問われることが共通点ではありますが、開発技術を身に着けることによって、どんどんアンテナを広げていくことが可能です。
未経験の方も、求人が多くあるこの機会にITエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ITエンジニアとして一歩を踏み出したい。そんな未経験の貴方に見て欲しい

自分の新たな可能性を開いてみたい。エンジニアの一歩を踏み出してみたい。そう思っても独りで踏み出すのは怖いと感じるものです。
そんな時は、一緒に歩んでくれる人を探しましょう。一緒に悩んでくれる人を探しましょう。Javaキャリには未経験OKの求人も多数登録されています。
ベテランへの道も一歩から。Javaキャリには研修や自学の補助など、貴方のエンジニアライフをサポートしてくれる企業が満載!

IT業界に興味を持ったら、ITエンジニアに興味を持ったら、一度是非ご覧下さい。


未経験OKの求人を見る

  • ファイナンシャルテクノロジーシステム株式会社
    年収 350万円 ~ 700万円
    業界30年のノウハウと革新的な独自AIプラットフ…

    〈会社の特徴〉 弊社はFintech分野をリードする、先進的なシステム開発を得意とする会社です。 Finance(金

    ファイナンシャルテクノロジーシステム株式会社
    place東京都
  • 株式会社インプレス
    年収 300万円 ~ 600万円
    【20代・30代活躍中】オープン系SE・PG◆上…

    経営理念は、「技術の前に人ありき」。 人柄重視といっても、難しいことは求めません。 きちんと挨拶ができ、お客様や

    株式会社インプレス
    place東京都
  • 株式会社インフォメーションポート
    月給 26万円 ~ 50万円
    【SE/PG】あなたの「やってみたい!」「スキル…

    インフォメーションポートは「スキルアップを実感できる」会社です。 ◆同じような仕事でスキルアップできていない ◆

    株式会社インフォメーションポート
    place東京都
  • 株式会社クリエーション・ビュー
    年収 400万円 ~ 800万円
    一次請け案件8割/20代活躍中/残業ほぼゼロ/1…

    「手を動かすだけでは物足りない…」 そんなスキルアップを目指す、エンジニアの想いに応えます! エンジニア一人ひ

    株式会社クリエーション・ビュー
    place東京都
  • AZURE・PLUS株式会社
    年収 300万円 ~ 500万円
    上流工程で活躍する!設計・製造フェーズからのスキ…

    【当社は今、アプリケーション開発エンジニアを求めています!】 『PGから、設計・要件定義を担当するSEを目指したい

    AZURE・PLUS株式会社
    place東京都
  • 株式会社アクトプロ
    年収 480万円 ~ 900万円
    【急募!残業時間10h以下/大手交通インフラ優良…

    弊社アクトプロは長期に渡りお客様との信頼関係を構築してきました、また働く環境にしっかり配慮しております。 各プロジェ

    株式会社アクトプロ
    place東京都

SNSでもご購読できます。