システムエンジニアの志望動機のポイントは?書き方を例文付きで紹介!

AI(人工知能)やクラウド、ロボティクスなどの先端技術が革新を続けるなか、IT技術によって世の中の仕組みを作るシステムエンジニアの需要は高まっています。

システムエンジニアとしてこれからキャリアアップを目指す人にとって、転職活動の志望動機をどのように書くべきかは頭を悩ませるところではないでしょうか。

この記事では、キャリアアップを目指すシステムエンジニアが転職活動の際に注意すべき志望動機のポイントについて詳しく解説します。

さらに具体的な志望動機の書き方を例文付きでご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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志望動機を書く前にやっておくべきこと

まずはじめに、志望動機を書く前にやっておくべきことを見ていきましょう。

スキルや経験を整理する

システムエンジニアとして転職活動を行う際には、自らの保有しているスキルや経験について整理する必要があります。転職活動においては、これまでに培ってきたスキルや経験が、転職先の企業でどのように役立てられるかを説明できることが重要だからです。

具体的には、プログラミングを初めとする技術力やスキル、マネジメントやコミュニケーションなどのソフトスキル、これまで現場で経験した具体的な事象や実績などの整理です。

スキルに関連した資格を保有している場合には、積極的に活用するとよいでしょう。

企業研究を入念にする

転職活動を行ううえで、企業研究はとくに重要です。

面接などの場面では、志望動機や将来的なキャリアに関する質問が行なわれます。そのため、転職先企業がどのような沿革で現在に至り、どのような事業内容を展開し、どのような企業理念やビジョン、バリュー(価値観)を持っているかを理解しておく必要があるのです。

志望理由を明確にする

転職先企業の採用担当者にとって、あなたが「どうして自社を選んだのか」という動機は重要なポイントと言えます。採用希望者が自社をどのような視点から選び、どのようなポイントを重視しているかを分析する手掛かりになるからです。

企業の事業内容や経営理念をベースに、あなたのこれまでの経験や体験に基づいた独自の志望理由を考えましょう。

キャリアプランをイメージする

あなたがこれまでに獲得してきたシステムエンジニアとしての経験、そしてこれからどのように在りたいかというキャリアプランをイメージすることも大切です。

「ただ何となく」で続けているシステムエンジニアより、将来の展望がはっきりと見えている人の方が魅力的に映ります。「将来的に、こんな技術分野に進みたい」「こんな言語を使って仕事がしたい」「マネージャーになりたい」など、より具体的な内容を考えられるとよいですね。

言語化する

システムエンジニアにとくに大切なのは、技術力やプログラミングなどのスキルですが、チームで業務を進めるうえでは、自分の考えを明確に言語化できる能力も重視されます。

そのため、志望理由や入社後にやりたいこと、今までの経験などをしっかり言語化する訓練をしておきましょう。表現の仕方や言葉の選び方、伝え方など、個性を出しつつ伝えられることが大切です。

人によっては、この言語化が最も難しいと感じるかもしれません。

志望動機を書く時のポイント

志望動機を書くときのコツとは

次に、実際に志望動機を書く際にどのようなポイントに気を付けるべきかを見ていきましょう。

なぜSEなのかなぜその企業なのか、必ず理由を書く

1つ目のポイントは、システムエンジニアという職種やその企業を選んだ理由、「なぜ」の部分を明確に書くことです。この部分を明確に説明できなければ、何が転職先企業とあなたを結びつけたのか、その共通点が不明瞭になってしまいます。

あなたのスキルや経験の強みが転職先企業とどのように重なるのか、具体的な体験や考えに基づいた理由を書きましょう。

入社後に何をしたいか、具体的に書く

次のポイントは、採用されて入社した後でどんな業務をやりたいかという希望や展望を具体的に書くことです。

ただ単に自分がやりたいこと、興味があることを書くのではなく、その希望や展望が転職先企業にどのように貢献するか、ベネフィットを明示することが大切です。

経験者は、スキルや経験を整理して書く

システムエンジニア経験者は、これまで現場で培ってきたスキルや経験を整理して書くことも大切です。

志望する理由や将来やりたいことの中に、これまでのあなたの経験や実績をうまく織り込み、結び付けて説明しましょう。

未経験者は、興味や熱意、意欲を書く

あなたがもし未経験からシステムエンジニアを目指している場合には、IT業界や転職先企業への興味や熱意、意欲などを意識して書きましょう。

異業種からなぜIT業界を選んだのかという明確な理由付けとともに、未経験でもIT業界やシステムエンジニアに適性があることをアピールすることが大切です。

未経験であるということは、転職先企業からすればデメリットです。しかし、未経験でも業界研究や企業研究をしっかり行うことで理解を深め、プログラミングスキル習得など実際に行動が伴っていれば、逆転のチャンスは十分にあります。意欲的で前向きな姿勢をアピールし、転職先企業からの評価を勝ち取りましょう。

システムエンジニアに求められる適性をアピール

システムエンジニアは技術職であり、求められる適性があります。転職活動においては、この適性をアピールすることが採用へのカギとなるでしょう。ここでは、具体的な適性を3つ見ていきます。

ITへの興味・関心の強さ

新しい技術分野に飽くなき好奇心を持ち、積極的に追及する姿勢は、転職活動において大きく評価されるポイントです。このようなITへの興味・関心の強さは、システムエンジニアに必要な適性の1つと言えるでしょう。

たとえばAIの進化に伴い、「エンジニアの仕事はAIに代替される可能性がある」と言われています。大きな話題を集めたChatGPTのように、AIがプログラミングを行う未来はすぐそこまで来ているなか、最新の情報をキャッチアップし、将来へどうつなげていくかを適切に判断できる人材が求められているのです。

論理的思考ができる

システムエンジニアは、論理的思考ができなければなりません。

プログラミングを行っているときはもちろん、打ち合わせなどの場において論理的思考を発揮して話を組み立て、説明できる人は、システムエンジニアとして高い適性を持っていると言えるでしょう。

コミュニケーション能力

システムエンジニアの業務は、一般的にチームやプロジェクト単位で行われます。このため、業務を円滑に進めるためのコミュニケーション力は必要なスキルだと言えます。

対面で実際に会話をするコミュニケーションのほか、リモートワークで活用が加速したSlackやChatworkなどのチャットツールを用いたテキストコミュニケーション、ZOOMなどのオンライン会議によるオンラインコミュニケーションなど、場やメンバーに応じて適切に交流できる人は、システム開発の現場で重宝されるでしょう。

また、コミュニケーションを取るのはチームやプロジェクトの中だけではありません。クライアント企業の担当者とのやりとりも多く存在しますので非常に重要な能力になります。

【職種別】志望動機の例文

志望動機のポイントについて詳しく見てきましたが、ここで実際の志望動機の例文をご紹介します。システムエンジニアの職業別に見ていきますので、参考にしてください。

社内SE

私は、運用保守の経験だけではなく、新技術の導入も視野にDX化や業務改善などに積極的に取り組みたいと考えております。そして、貴社の「可能性を信じられる社会をつくる」という企業理念が、私の「多様性を大切にしたい」という考え方と一致しているため、志望いたしました。IT投資にも積極的な環境で、自分のこれまで培ってきたヒアリング力と実行力を活かし、多くの人の可能性を高められるシステムの開発に貢献したいと考えております。

Web系

私は人の役に立つモノづくりがしたいと考えており、最新技術への関心が強く常に勉強しています。貴社は最新技術を多く取り入れ、新しいサービスの開発も活発に行っておられることから魅力を感じました。特に教育システム開発におけるAIを積極的に活用した取り組みに共感し、自分もこれまでのバックエンド開発の経験やコミュニケーションスキルを活かし、新しい仕組みを作っていきたいと考えています。

SIer

私はこれまでさまざまなアプリケーション開発を経験してきた結果、今後のキャリアには上流工程の経験も必要と強く考えるようになりました。貴社は金融と公共系に強く、上流工程から下流工程まで幅広く手掛けていることから、これまでの現場経験を活かした仕事ができると考え、応募いたしました。将来的には、要件定義から開発・実装までを一貫して担当できるリーダーやマネージャーとして、システム開発の現場をけん引していきたいです。

志望動機でやりがちだけど注意したいNGワード

最後に、志望動機として使いがちではあるものの、注意が必要なNGワードについても見ていきましょう。

スキルが身に付く

システムエンジニアの仕事は、業務をこなすなかで自然とスキルが身についていくものなので、志望動機にも書きたくなるかもしれません。しかし転職先企業からすれば、あなたがスキルを身に付けることよりも、「自社にどれほど貢献してくれるか」が重要です。

スキルは業務の結果として身に付くものであり、目的ではないことから、志望動機として書くにはあまり適さないでしょう。

成長できる

「自身の成長が、企業の成長につながる」といった意味合いで書くことの多いフレーズですが、これも志望動機としては不適切です。

業務をこなすなかであなたが成長することはあるでしょうが、転職先企業が期待しているのは、自社の成長をあなたがどのように押し上げてくれるかという部分です。志望動機には、自分の伸びしろについてではなく、相手に対するベネフィットを提示するようにしましょう。

企業理念に共感

「企業研究の結果、転職先企業の理念に共感した」というのは、志望動機としてはありがちです。そのため独自性に欠けるという意味で、注意した方がいいフレーズと言えるでしょう。

企業理念に共感したことを志望理由に盛り込む場合には、具体的にどのような部分が、自分にとってのどの部分に共感したのかを、実体験や事実に即して表現することが大切です。

志望動機には自己分析と客観的視点が必要

システムエンジニアの転職活動で志望動機を書く場合には、自分の考えを掘り下げて明確にし、自分の言葉に落とし込むことが大切です。

また、志望動機で自分を強くアピールすることはもちろん重要ですが、一方で客観的な視点を持っておくことも忘れてはいけません。転職先企業に対して、自分がどれほど貢献できるかといったベネフィットを提示できるよう心がけましょう。

志望動機がうまくまとまらないなどのお悩みを抱えている人は、キャリアアドバイザーや転職エージェントに相談してアドバイスをもらうのがおすすめです。

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